RESTアダプタにて、クライアント証明書を使用したクライアント認証で、接続先のWebサーバとHTTPS通信による接続を行いたいです。
/data 配下などにクライアント証明書を配置して、グローバルリソースでファイルパスを指定すれば、クライアント認証ができるのでしょうか。
■前提
HTTPS通信では、SSLサーバ証明書を使用したサーバ認証が必須です。
このため、クライアント側である DataSpiderServer には、SSLサーバ証明書の認証局を確認するためのルート証明書が必要です。
DataSpiderServer では、バンドルされている Java の cacerts にインポートされた証明書を使用して、Webサーバとの通信を行っています。
必要な証明書がインポートされていない場合は、javax.net.ssl.SSLHandshakeExceptionなどのエラーが発生するため、その場合は下記ヘルプやFAQをご確認の上、ルート証明書のインポートを行ってください。
▼DataSpider Servista
・[証明書のインポート]
URL:https://www.hulft.com/help/ja-jp/DataSpider/latest/help/ja/servista/keystore.html
▼DataSpider Cloud
No : 33799 【DataSpider Cloud】証明書をキーストアへインポートする方法を教えてください
URL:https://faq2.hulft.com/faq/show/33799
なお、DataSpiderServer にバンドルされている Java の cacerts には、デフォルトでいくつか証明書がインポートされています。このため、接続先によっては追加で証明書のインポートを行わなくても接続できる場合があります。
また、クライアント側である DataSpiderServer にインポートが必要な証明書は、接続先のWebサーバによって異なります。証明書に関してご不明な点がある場合は Webサーバ側にご確認ください。
■クライアント証明書によるクライアント認証
一般的には、HTTPS通信におけるクライアント認証はオプション扱いであるため、サーバ認証と異なり必須ではありません。
このため、クライアント認証が必要か否かは Webサーバ側の仕様や設定に依存します。
クライアント認証が必要な場合、認証方法が ID/パスワードによる認証なのか、クライアント証明書による認証なのか、などについても Webサーバ側の仕様や設定に依存します。
また、一般的には、クライアント証明書による認証の場合は、Webサーバ側にもクラアント証明書の認証局を確認するためのルート証明書がインポートされている必要があります。
上記より、RESTアダプタのグローバルリソースでクライアント証明書を指定するだけでは、不足がある場合がございます。
以上のことから、RESTアダプタでクライアント証明書による接続を行いたい場合は、まずは Webサーバ側の仕様や設定をご確認ください。