■原因
Google Calender のステータスコード:410 は、Google Calender へアクセスする際のシステムトークンやパラメータが無効である場合に出力されるエラーです。
※詳細は「参考情報」をご参照ください。
過去事例では、GoogleCalender アダプタの管理者ユーザーに、該当のカレンダーへの変更権限がなかった際に発生していた例がありました。
■対処方法
管理者ユーザーが、同期対象ユーザーのカレンダーに対して変更権限を保持するように設定してください。
ヘルプでは以下のようにご案内しております。
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[管理者ユーザーメールアドレス]に設定する管理者は、すべての同期対象カレンダーの予定の変更権限が必要です。
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※詳細は参考情報からヘルプをご参照ください。
■調査に必要な情報
上記事例に該当しない場合は、別の要因に関して調査いたします。
以下の情報を取得いただき、サポート窓口までお問い合わせいただけますようお願いいたします。
- 事象が発生した時間帯
ログファイルを確認する際の参考情報として、事象が発生していた時間帯についてご連絡ください。
- ログファイル
事象発生時の処理状況を確認するために、以下のログをご送付ください。
$PIMSYNC_HOME/log/server.log
また、特定のユーザーだけで発生している場合には、そのユーザーについて以下のログもご送付ください。
$PIMSYNC_HOME/log/<同期タスク名>/<ユーザー名>/synctask.log
$PIMSYNC_HOME/log/<同期タスク名>/synctask.log
■補足
一部のユーザーの同期処理で 410 のエラーが発生し、PIMSYNC の設定を変更せずに解消した例がありました。
こちらに関しては、PIMSYNC の設定に依存していないことから、Google Calendar 側で、なんらかの設定変更が実施されていた可能性がありましたが、過去事例では原因特定には至っておりませんでした。
PIMSYNC 側の設定を変更していないにも関わらず、特定の時間帯のみで発生し、他時間帯では解消している場合には、Google Calendar や、ネットワークなどの環境に関して設定を変更されていないかご確認をお願いいたします。
また、同期処理で 410 のエラーが発生した場合、エラーの原因となったスケジュールは、次回の同期処理で再度同期対象となるため、同期対象から漏れることはありません。