■原因
ご質問のエラーは、コピー元またはコピー先で<ファイルパス>として指定しているファイルに、ファイル操作アダプタがアクセスできないために発生しております。
過去事例では、以下のような場合に上記エラーが発生しておりました。
- ネットワークの障害などで対象のファイルを参照できない
- 別のプロセス(セキュリティソフトなど)によりファイルが編集中だった
■対処方法
DataSpider Servista の設定を変更せずに事象が解消した場合、ネットワークの障害や、別プロセスのアクセスにより編集されていたことが原因となっている可能性があります。
上記のような環境側の要因に関して確認し、ネットワーク設定や別のプロセスを実行していたアプリケーションの設定を変更することでエラーを解消してください。
対象のファイルにアクセスしているアプリケーションを特定する方法としてはツールを使用する方法があります。詳細は「参考情報」をご参照ください。
他アプリケーション(OSのエクスプローラなど)では成功していて、DataSpider Servista で常にコピー処理が失敗する場合には、ファイル操作アダプタの処理に問題がある可能性があります。
この場合には、以降の情報をご確認の上で、サポートサービスの窓口までお問い合わせをお願いできますでしょうか。
■調査に必要な情報
- マウント設定の情報
コピー元、コピー先でマウント設定したパスを指定している場合、マウント設定の設定情報を取得してください。
- 事象の発生頻度と発生状況
タイミングによって発生する場合、どの程度の頻度で事象が発生しているか、ご確認ください。また、現時点でエラーが発生しているディレクトリを Studio のエクスプローラ、OS のエクスプローラから参照できるかご確認ください。
- 事象の発生時刻とログ
事象発生時の DataSpiderServer の状態確認のため以下のログと事象発生を確認した時間帯をご確認ください。
$DATASPIDER_HOME/server/logs/server.log
$DATASPIDER_HOME/server/logs/server.log.n (n:整数)
$DATASPIDER_HOME/server/logs/server.error.log
$DATASPIDER_HOME/server/logs/${実行日付}/execution/${実行ID}.xml
- プロジェクト/スクリプト
実行ログを解析する際の参考資料とするために、事象が発生しているスクリプトを含むプロジェクトを取得してください。
参考情報
・ファイルにアクセスしているアプリケーションの確認方法
DataSpiderServer は OS 上のプロセス名では「java.exe」と表示されます。上記以外が表示されている場合、他プロセスがアクセスしていることになります。
特定のファイルに対するアクセスの状況は、例えば、Microsoft社 が提供している「Process Monitor」を使用することで 確認が可能です。
※「Process Monitor」は以下の URL よりダウンロードできます。
※「Process Monitor」は他者製品のため、詳細な使用方法などのご案内をすることはできません。使用方法などはリンク先からご参照ください。