• No : 27763
  • 公開日時 : 2017/06/13 17:13
  • 更新日時 : 2018/04/09 17:00
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【PIMSYNC】 特定のアダプタを使用している環境で、同期処理実行時にエラーが発生しました

以下のアダプタを使用している環境で、同期処理実行時に以下のエラーが発生しました。
原因と対処方法を教えてください。
 
アダプタ
  • Microsoft Office 365 Exchange Online アダプタ
  • Microsoft Exchange Server アダプタ
 
エラー
com.appresso.ps.adapter.exchange.UndefinedTimeZoneLabelException: 未定義のタイムゾーンラベルです。 
ファイル「<PIMSYNCインストールディレクトリ>\plugin\share\exchange_common\timezones.xml」を確認してください。 
ラベル: 「(GMT+09:00) 大阪、札幌、東京」 
 
※<PIMSYNCインストールディレクトリ>には、PIMSYNC をインストールしたディレクトリが出力されます。 
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回答

■原因
PIM-2018、PIM-2019(JST以外のタイムゾーン対応)の修正で、Microsoft Office 365 Exchange Online アダプタやMicrosoft Exchange Server アダプタは、設定ファイルを元にスケジュールに設定されているタイムゾーンを解析するようになりました。

そのタイムゾーンの設定ファイルに「(GMT+09:00) 大阪、札幌、東京」が含まれていないため、エラーが発生しております。

■発生条件
PIM-2018、PIM-2019 を含むパッチ、サービスパック(※1)を適用したPIMSYNC で、タイムゾーン表示名が GMT のWindows OS(※2) にインストールされているOutlook を使用して編集したスケジュールを同期しようとした場合に発生します。

※1
PIM22_170331_04 以降にリリースされたパッチ、サービスパックには、PIM-2018、PIM-2019 の修正内容が含まれます。

※2
タイムゾーン表示名が GMT の Windows OS は以下となります。
クライアントOS : Windows Vista 以前
サーバーOS : Windows Server 2008 以前

■対処方法
本FAQの添付ファイル「
timezones.zip」から「(GMT+09:00) 大阪、札幌、東京」の設定を追記したタイムゾーンの設定ファイルを取得していただき、事象発生環境に適用してください。

適用手順
  1. zipファイルの解凍
timezones.zip を解凍して、plugin ディレクトリが作成されていることを確認してください。
※ この中には timezones.xml のみが含まれています
  1. タイムゾーンの設定ファイルのバックアップ
以下のファイルを別のディレクトリに退避してください。
$PIMSYNC_HOME/plugin/share/exchange_common/timezones.xml
  1. 適用
前項で作成された plugin ディレクトリで以下のディレクトリを上書きしてください。
$PIMSYNC_HOME/plugin
  1. 確認
同期処理を実行し、エラーが解消しているかご確認ください。
 
補足
timezones.xml の反映には PIMSYNC のサービスの再起動は必要ありません。
次に Microsoft Exchange Online または Microsoft Exchange Server から
スケジュールを読み取るタイミングから、設定が反映されます。
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トラブルシューティング
添付ファイル : 
timezones.zip