過去事例より、使用したインストーラ、OS の dll ファイル、デスクトップ上のショートカットのうち、いずれかが原因となっている可能性がありました。詳細につきまして、以下よりご確認をお願いします。
■使用したインストーラ
バージョン 2.4 では、クライアントは x64 版インストーラを使用して、x64 環境にクライアントをインストールした場合に、ファイルチューザで DataSpider Studio がダウンした例が報告されています。
x64 をアンインストールした後、x86 版インストーラを使用してインストールしてください。
バージョン 2.4 のクライアントを Windows 7、Windows Server 2008 R2 の x64 環境にインストールする場合、x86 版のみをサポート対象としております。
(サポートプラットフォームについては、各バージョンの README をご参照ください)
使用したインストールが x86 かどうかを確認する場合には、DataSpider Servistaのホームディレクトリにあるインストールログをご確認ください。「os.arch」に「x86」と出力されている場合、x86 版インストーラでインストールされています。
■特定の dll ファイル
環境依存により発生する問題として、Windows のライブラリ(kernelbase.dll)でエラーが発生して DataSpider Studio が停止していた例が報告されています。
XP互換モードで DataSpider Studio を実行してください。
XP互換モードでアプリケーションを実行した場合、問題が発生しているライブラリ(kernelbase.dll)を使用しないため、エラーを回避することができます。
kernelbase.dll でエラーが発生しているかどうかは、以下のファイルから確認してください。
$DATASPIDER_HOME/server/bin/hs_err_pid$プロセスID.log
※$プロセスIDには、OSのプロセスIDがセットされます。複数桁の半角数字です。
上記ファイルの Stack 以下に、「KERNELBASE.dll」が含まれている場合、上記件に該当いたします。一例として、以下のようなログとなります。
Stack: [0x,0x), sp=0x, free space=k
Native frames: (J=compiled Java code, j=interpreted, Vv=VM code, C=native code)
C [KERNELBASE.dll+0x b]
(以下略)
※、には環境により異なる半角英数字がセットされます。
■OS のデスクトップ上のショートカット
2.4 以前のバージョンを使用していて、OS のデスクトップ下に OS のデスクトップへのショートカットが存在する場合に、ファイルチューザが再帰的に読み込むため、操作を受け付けなくなる例が報告されています。
OS のデスクトップ下にデスクトップへのショートカットが存在する場合、デスクトップへのショートカットを削除してください。