■仕様説明
DataSpiderServer と HTTP 通信を行う機能は、以下の通りです。
・ CLI Console
・ DataSpider Studio for Web
・ DataSpider Studio
・ HTTP トリガー
・ Webサービストリガー
・ SAP BCトリガー
・ ScriptRunner
・ ScriptRunnerProxy
各機能におけるHTTPS通信の設定方法は以下の通りです。
■対応方法
▼DataSpider Servista 4.4 SP1 以前のバージョンをご利用の場合
DataSpider Studio のコントロールパネルにて HTTPS 通信を有効にすることで対応可能です。
なお、CLI Console および DataSpider Studioは HTTP で通信を行います。
▼DataSpider Servista 4.4 SP2 以降のバージョンをご利用の場合
DataSpider Studio および CLI Consoleについても、 HTTPS 通信が可能です。
・共通で行う設定
「DataSpider Servista 4.4 SP1 以前のバージョンをご利用の場合」と同様
コントロールパネルにて HTTPS 通信を有効にする設定を実施してください。
Java の keytool を使って各環境のクライアントが参照するキーストアへ
DataSpiderServer のサーバ証明書をインポートしてください。
以下のヘルプにコマンドの一例を記載していますので、ご参照ください。
・証明書のインポート方法
[サービスガイド] – [サービスの運用] – [詳細なトピック] – [証明書のインポート]
各環境のクライアントで必要な設定は以下の通りです。
・DataSpider Studio
コントロールパネルにて HTTPS 通信を有効にする設定と併せて、
以下の1,2のいずれかの設定を実施することで HTTPS 通信が可能です。
1. Studio のログイン画面
Studio ログイン画面の「接続先一覧の変更」を押下します。
その後、「ポートとセキュリティ」タブより設定可能です。
2. プロパティファイル
下記ディレクトリのプロパティファイルを編集することで対応可能です。
・ 格納場所
$DATASPIDER_HOME/client/conf/boot.properties
・ キー
server.protocol
server.port
・CLI Console
CLI Console には Server CLI Console と Client CLI Console があります。
いずれの CLI Console も HTTP のポートにアクセスした時、自動的に
HTTPS のポートへリダイレクトされます。
なお、Client CLI Console については、起動時に接続先の情報として
プロトコル、ホスト名/IPアドレス、ポート番号を指定できます。
これらの情報は省略可能で、省略した場合はDataSpider Studio と同様
boot.properties の設定が反映されます。
そのため、あらかじめ HTTPS 通信を行うように設定する場合は
Studio と同様に、下記ディレクトリのプロパティファイルを編集して下さい。
・ 格納場所
$DATASPIDER_HOME/client/conf/boot.properties
・ キー
server.protocol
server.port
■参考情報
・Studio のログイン画面のポートとセキュリティについて
[開発ツール] - [DataSpider Studio] - [接続先一覧の変更] - [ポートとセキュリティ]
・boot.propertiesについて
[サービスガイド] - [サービスの運用] - [詳細なトピック] - [プロパティリファレンス] –
[クライアントのプロパティファイル] - [boot.properties]
・Client CLI Console について
[運用ツール] - [CLI Console] - [CLI Consoleの起動] - [Client CLI Console]
https://www.hulft.com/help/ja-jp/DataSpider/latest/help/ja/cli/cli.html