■ログレベルについて
ログレベルは、DataSpider Servista のログファイルに
出力される情報の基準を定義するための設定項目です。
[ログレベル]
設定されたログレベルによって、ログに出力される情報が異なります。
例えば、Mapper などで処理されるデータは、下記のログレベル以上に設定されている場合に XML ログに出力されます。
- Mapperロジックの入力データ・出力データ : DEBUG
- 出力スキーマに出力されたデータ : DEBUG
- スクリプト変数に代入されたデータ : INFO
[基本機能(ドキュメントMapper/変数Mapper)] - [処理データログ出力機能]
■ログレベルの設定方法
ログレベルの設定方法は、スクリプトの実行方法によって異なります。
ログレベルを「 DEBUG 」に設定する場合を例に、以下にご案内いたします。
- デザイナから実行する場合
デザイナのメニューの [ツール] - [オプション] - [実行] - [ログ] より、「 XMLログ」の「有効にする」をチェックし、「ログレベル」を「 DEBUG 」にします。
※上記設定は、デザイナから実行する全てのスクリプトに対して適用されます。
スクリプトごとに異なるログレベルを設定することはできません。
- トリガーから実行する場合
トリガー設定画面の「実行オプションの設定」で、「 XMLログ」の「有効にする」をチェックし、「ログレベル」を「 DEBUG 」にします。
当該トリガーで実行するサービスのスクリプトに適用されます。
[トリガー] - [トリガー共通の設定] - [実行オプションの設定]
- ScriptRunner で実行する場合
ScriptRunner 起動時に指定する起動設定ファイルで、option 要素の「 LOG_LEVEL 」を「 DEBUG 」にします。
上記の起動設定ファイルを引数として ScriptRunner で実行するサービスのスクリプトに適用されます。
[ ScriptRunner ] - [起動設定ファイル] - [オプション]
URL: https://www.hulft.com/help/ja-jp/DataSpider/dss42sp6/help/ja/tools/scriptrunner.html
<補足>
スクリプト内で以下のオペレーションコンポーネントを使用している場合、当該コンポーネントごとにログレベルを設定可能です。
繰り返し処理では、ループ回数に比例して XML ログの出力容量が大きくなりますが、個別にログレベルを設定することで、ログファイルの容量を抑えたりログ出力のコストを軽減することができます。
(設定例)
デザイナ画面からの実行でスクリプト全体のログレベルを「 DEBUG 」にしたいが、繰り返し処理内のログは「 INFO 」で出力させたい場合
- デザイナのオプションで「ログレベル」を「 DEBUG 」に設定する
- [繰り返し] アイコンのプロパティから「ログ設定」タブを開いて「ログ設定を変更する」と「ログを出力する」にチェックを入れる
- [繰り返し] 処理のログレベルとして「 INFO 」を選択する
参考情報
[アダプタ] - [基本] - [フロー] - [繰り返し]
[アダプタ] - [基本] - [フロー] - [繰り返し(条件指定)]
[アダプタ] - [基本] - [フロー] - [繰り返し(データ件数)]
■補足
運用時の推奨ログレベルは「 INFO 」、開発時の推奨ログレベルは「 FINFO 」です。
ログレベルを「 DEBUG 」などの低いレベルに設定している場合、スクリプトの処理内容によっては出力されるログファイルが大きくなりディスクを圧迫することがありますのでご注意ください。
■関連するFAQ
No : 30111