DataSpider では、DataSpiderServer と DataSpider Studio それぞれに RMI 通信のポートを設定することができます。
ここで定義されているポートは DataSpiderServer、DataSpider Studio に内包されている、RMI サーバーに対する受信ポートとなっております。
既定では、エフェメラル ポートが使用されますが、下記のファイルのパラメーターを設定していただくことで、RMI 通信の受信ポートを固定することが可能になります。
なお、RMI 通信の送信ポートは現時点で固定することはできません。
■DataSpider RMI 通信ポートの設定
▼ DataSpiderServer
$DATASPIDER_HOME\server\conf\system.properties
ds.rmi.port=<ポート番号>
▼ DataSpider Studio
$DATASPIDER_HOME\client\conf\system.properties
ds.rmi.port=<ポート番号>
■補足
ポート指定の際、重複を避けるため、以下の点にご注意ください。
- Well-known ポート (ポート 0~1023) を避ける
- エフェメラルポートを避ける
- 他のアプリケーションやサービスが使用しているポートを避ける
※エフェメラルポートの範囲については OS 側の仕様となるため、ご利用の OS 側にてご確認ください。
※現在使用されているポートを確認する方法は以下をご参照ください。
コマンドプロンプトを起動し、下記のコマンドを実行します。
netstat -ano
ローカルアドレスの欄の、":" から右側が使用しているポート番号になります。
<出力例>
プロトコル ローカル アドレス 外部アドレス 状態 PID
TCP 0.0.0.0:4412 0.0.0.0:0 LISTENING 4684
TCP 0.0.0.0:5432 0.0.0.0:0 LISTENING 6520
TCP 0.0.0.0:7700 0.0.0.0:0 LISTENING 2384 |
上記の場合、4412,5432,7700 が既に使用されているポートとなります。
Root 権限で下記のコマンドを実行します。
netstat -natu
Local Address 欄の、":" から右側が使用しているポート番号になります。
<出力例>
Proto Recv-Q Send-Q Local Address Foreign Address State
tcp 0 0 127.0.0.1:9000 0.0.0.0:* LISTEN
tcp 0 0 0.0.0.0:143 0.0.0.0:* LISTEN
tcp 0 0 0.0.0.0:80 0.0.0.0:* LISTEN
tcp 0 0 0.0.0.0:21 0.0.0.0:* LISTEN |
上記の場合、9000,143,80,21 が既に使用されているポートとなります。
■参考情報
[ヘルプ] - [プロパティ リファレンス] - [system.properties]
FAQ 21186
FAQ 25891