PIMSYNC で提供している中間データ削除ツールにより、データベースに保存された中間データを削除することができます。
このツールと、PostgreSQL のツールを併用することで、容量が確保できます。
詳細は以下をご参照ください。
■中間データ削除ツールの使用方法
実行時の手順は以下となります。
- PIMSYNC の停止
- PostgreSQL のバックアップ(必要な場合のみ)
- 中間データ削除ツールの実行
※中間データ削除ツールにつきましては、参考情報に記載している FAQ、ヘルプ をご参照ください。
参考値として、1 年間運用した後で、半年より前の中間データを削除するシナリオで計測した中間データの削除時間を記載いたします。
※以下は弊社環境で計測した参考値となりますため、作業時間の見積など精度が必要な場合には、検証環境などでの事前確認をお願いいたします。
■中間データ削除ツールの所要時間に関する参考値
OS:Windows Server 2008 R2
CPUのコア数 / 物理メモリ:2Core / 8GB
ユーザ数 : 1500 ユーザ
同期済のアイテム件数 : 1 ユーザあたり 1200 件
※ 一日 5 件、一ヶ月 20 営業日で 1 年間
データベースのファイル容量:約 8.7GB
削除対象の同期済アイテム件数 : 1 ユーザあたり 600 件
※ 一日 5 件、一ヶ月 20 営業日で半年間
約 8 時間
■補足
PostgreSQL では、クエリでデータを削除しても、物理的にはデータが残っているため、中間データ削除ツールにてデータを削除しただけでは、データベースファイルの容量は減少しません。
データベースファイルの容量を減少させるためには、PostgreSQL の VACCUM コマンドを実行してください。
※ VACUUMコマンドにつきましては、PostgreSQLのヘルプをご確認ください。
参考情報にもリンクを掲載しております。
【参考値】に記載しました中間データ削除ツール実行に VACUUM コマンドを実行した場合の結果は以下となります。
約 7 分(コマンドのオプションは FULL で実行)
- VACUUMコマンド実行後のデータベースファイル容量
約 4.2GB
参考情報
- ヘルプ [運用ガイド] - [中間データ削除ツール]
※上記は最新バージョンのヘルプとなります。最新よりも前のバージョンをお使いの場合には、製品のヘルプか、
FAQ No : 27771 から該当するバージョンの ヘルプをご参照ください。