調査用のデバッグモードを指定することで、コンソールまたはログに、「TLSv1.2 Handshake」など、通信に使用している TLS のバージョンが出力されます。
上記よりご確認をお願いいたします。
なお、この設定は調査用の設定のため、確認するときにのみ有効として、確認が完了したときには、「■戻し手順」をご参照いただき、かならず設定を元に戻すようにしてください。
また、DataSpider Servista 4.3 以前と、DataSpider Servista 4.4 以降では、設定方法が異なるため、ご注意ください。
■設定手順
- DataSpiderServer の停止
DataSpiderServer のサービスを停止してください。
- 設定ファイルに調査用のキーを追記
以下の設定ファイルにデバッグ用のキーを追記してください。
- 設定ファイル
$DATASPIDER_HOME/server/conf/system.properties
- 設定キー、設定値
javax.net.debug=ssl
- 通信ログをコンソールからファイルに出力するように設定
調査用のモードを有効にしたログを、ファイルに出力するために以下の設定ファイルで設定キーを変更してください。
- 設定ファイル
$DATASPIDER_HOME/server/bin/DataSpiderServer.lax
- 設定キー、指定内容
lax.stdout.redirect=../logs/std.log
※上記の値は任意で設定してください。
この例では、以下のファイルに出力する設定になっています。
$DATASPIDER_HOME/server/logs/std.log
変更前は以下のように「console」が指定されております。 この場合、コンソールに出力します。
lax.stdout.redirect=console
- DataSpiderServer の起動
DataSpiderServer のサービスを起動してください。
- DataSpiderServer の停止
DataSpiderServer のサービスを停止してください。
- 設定ファイルに調査用のキーを追記
以下の設定ファイルにデバッグ用のキーを追記してください。
- 設定ファイル
$DATASPIDER_HOME/server/conf/system.properties
- 設定キー、設定値
javax.net.debug=ssl:handshake
- DataSpiderServer の起動
DataSpiderServer のサービスを起動してください。
上記の設定完了後、下記サーバエラーログに、通信に使用している TLS のバージョンが出力されます。
$DATASPIDER_HOME/server/logs/server.error.log
- DataSpiderServer の停止
DataSpiderServer のサービスを停止してください。
- 変更した設定を元に戻す
「■設定手順」の「2.」「3.」で変更した設定を元に戻してください。
- DataSpiderServer の起動
DataSpiderServer のサービスを起動してください。
- DataSpiderServer の停止
DataSpiderServer のサービスを停止してください。
- 変更した設定を元に戻す
「■設定手順」の「2.」で変更した設定を元に戻してください。
- DataSpiderServer の起動
DataSpiderServer のサービスを起動してください。