• No : 486
  • 公開日時 : 2018/07/02 09:30
  • 更新日時 : 2023/03/30 14:11
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同一リビジョンのHULFTの設定を引き継ぐ方法を教えてください(Mainframe)

「HULFT for Mainframe」(ACOS版を除く)で別環境へ移行する際に、HULFTの設定を引き継ぐにはどうすればよいですか。移行元と移行先のHULFTは同一のバージョン、レベル、リビジョンです。
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回答

「HULFT for Mainframe」(ACOS版を除く)で移行前後のHULFTのバージョン、レベル、リビジョンが同じ場合、 KQCAMS、IDCAMS、JSCVSUT※のREPROを使用することで管理情報・履歴情報を引き継ぐことができます。
移行元、移行先が別のライセンスでも実施可能です。
 
※VOS版HULFTはVer..6が最新版で、Ver7以降のバージョンはリリースされていませんのでご注意ください。
 
手順は以下のとおりです。
  1. 旧環境にて VSAM ファイルから REPRO によりシーケンシャルファイルへデータ移行
  2. 新環境にて VSAM ファイルの再創成
  3. 1. で作成したシーケンシャルファイルを REPRO により新環境の VSAM ファイルへ登録

上記作業の対象となる VSAM ファイルは以下になります。

  • 集配信管理ファイル
  • ホスト情報ファイル
  • 集配信履歴ファイル
  • コマンド実行ログファイル(ログを取得している場合)
  • ファイルアクセスログファイル(ログを取得している場合)
※配信待ち行列ファイルのデータを移行しても動作の保証はできません。
  Ver.8.4.0以降で追加されたシステム制御ファイルは移行先で再作成してください。
 
VSAM ファイルの再創成の詳細に関しては、以下のマニュアルを確認してください。
「HULFT Mainframe Ver.6 アドミニストレーション・マニュアル」
 
「HULFT7 アドミニストレーションマニュアル」
3.13 システムファイルの創成について
 
「HULFT8 アドミニストレーションマニュアル」
3.14 システムファイルの創成について
 ※各プラットフォームのマニュアルは下記からご参照ください。
 zOSMSPXSP
 
KQCAMS、IDCAMS、JSCVSUTの使用方法については各メーカー提供のマニュアルを確認してください。
 
その他ライブラリ類は各OSで提供のファイルユーティリティーにて移行が可能です。

HULFT のバージョン、レベル、リビジョンが違う場合の移行方法は下記をご確認ください。
Version Information
Ver.6、Ver.7、Ver.8
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