■事象の発生条件
スクリプトで接続先にリクエストを出してレスポンスがない場合、連携サーバが待ち状態となり、スクリプトが終了しない事象が発生することがあります。
■想定される原因
過去事例では以下の要因で発生しておりました。
- 接続先で処理が長時間にわたり終了していない場合
- ネットワークの瞬断によりリクエストに対するレスポンスが受信できなかった場合
■対応策
処理中のスクリプトを停止するためには、フロント画面の [連携サーバ管理] より該当のサーバを選択し、[サーバ操作] から [連携サーバを再起動] を実施してください。
※再起動実施前に、該当のスクリプト以外に実行中のスクリプトがないかご確認ください。
再起動が完了し「連携サーバの管理」画面にある処理状況が「利用可能」となると、連携サーバをご利用いただけるようになります。
なお、サーバの再起動を実行してから 1 時間程度経過しても「利用可能」にならない場合には、調査を実施いたしますので、契約タグ、サーバID とあわせてサポートまでご連絡ください。
※弊社側で、DataSpider Cloud サーバのプロセスを強制終了し起動します。
サーバのプロセスを強制終了する際には、作業手配が必要なため、サポートサービスの提供時間内にご連絡をお願いいたします。
（平日 9:30 から 17:00 まで）
■調査
下記の「■確認するポイント」を元に、問題が発生している箇所をしぼりこみ、原因の切り分けを進めていただき、接続先や環境が原因となっている場合には、その原因について対応してください。
原因特定が困難な場合には、「■確認するポイント」を元にご確認いただいた情報とあわせて、「■調査のために必要な情報」をサポートセンターまでご連絡をお願いいたします。
■確認するポイント
- 発生箇所の特定
実行ログやサーバログから、事象が発生しているコンポーネント(アイコン)をご確認ください。
コンポーネントの特定が難しい場合は、「4.」から、発生条件をご確認ください。
- 接続先の特定
「1.」で特定したコンポーネントで使用しているグローバルリソースから、接続先を特定してください。
- 接続先、ネットワークの状況確認
「2.」で特定した接続先に関して、接続先のデータベース、アプリケーション、ファイルシステム、またはネットワークの処理状況を確認して、事象発生時に処理が停止していたか（リクエストに対してレスポンスを返していなかった状態か）ご確認ください。
- 事象発生時とそうでないときの比較
事象が発生するケースと、発生しないケースがある場合は、二つを比較して、差がある点をご確認ください。
たとえば、特定の接続先に接続しているスクリプトでのみ発生する場合には、その接続先が原因である可能性が高いと考えられます。
また、同時に複数の処理を実行している状況でのみ発生する場合には、多重実行が原因となっている可能性が高いと考えられます。
■調査のために必要な情報
- 契約タグとサーバ ID
お客様の環境を確認させていただくため、契約タグとサーバ ID をご連絡ください。
取得方法につきましては、下記「関連するFAQ」をご確認ください。
- 事象発生時のログファイル
事象発生時の状況を確認するため、下記のログファイルをご送付ください。
また、事象発生日時もわかる範囲でご連絡ください。
/logs/server.log
/logs/server.log.n (n:整数)
/logs/server.error.log
/logs/<日付ディレクトリ(yyyyMMdd)>/exec.log
/logs/<日付ディレクトリ(yyyyMMdd)>/execution/<実行ID>.xml
- プロジェクト/スクリプト仕様書
ログと合わせて確認させていただくため、事象が発生しているスクリプトをサポートセンター宛てにご送付いただくことが可能な場合は、マイプロジェクトよりダウンロードしたものをご送付ください。
その際、対象スクリプト名、（特定が出来ている場合）対象コンポーネント(アイコン)名もあわせてご連絡ください。
プロジェクト本体のご送付が難しい場合は、スクリプト仕様書をご送付ください。
参考情報
関連する FAQ
【DataSpider Cloud】契約タグ・サーバID・サーバ名称 の確認方法