上記のエラーは、配信側の HULFT が相手ホストの集信ポートに接続する際に、 TCP/IP レベルで接続に失敗した場合に発生します。
完了コード"710"は「ソケットの生成、コネクトなど、ソケット関連の動作でエラーが発生した」ことを意味します。
完了コード"710"が出力された場合、詳細コードにはOSから受け取ったエラーコード(※)がそのまま出力されます。
※HULFTは WinSock API でOSにTCP/IP接続の依頼をしていますので、WinSock のエラーコードをご確認ください
詳細コード "10061" は、上記のとおり、WindowsOSから受け取ったエラーコードをそのまま出力したもので、「対象のコンピュータによって拒否されたため、接続できませんでした。」を意味します。
対処としては、以下の点を確認してください。
- 集信側の HULFT が起動しているか
- 配信側の [詳細ホスト情報] および集信側の [システム動作環境設定] に設定された集信ポート番号が一致しているか
- IPアドレスは正しいか
- 経路上のネットワーク機器、例えばルータやファイアウォール等で、ポートのフィルタリングを行っていないか(※)
※ 必要な設定については、以下のFAQをご確認ください。
なお、配信側のWindowsにて下記コマンドをお試しいただき、接続できれば、詳細コード"10061"のエラーは解決したものと判断できます。
【リモート生存監視コマンドで確認 (Ver.8と、Ver.7.2.0以上のEXグレードのみ) 】
utlalivecheck -h [集信側ホスト名] -p [集信側HULFTで使用している集信ポート番号]