デザイナでスクリプトを [デバッグ実行] した際に、Studio が固まっている状態になる事象について
弊社過去事例では、client.error.log に以下の出力があったとご報告をいただいております。
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Exception in thread "AWT-EventQueue-0" java.lang.OutOfMemoryError: Java heap space
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上記エラーは、DataSpider Studio 側のヒープメモリ不足の際に発生するものとなります。
■想定される原因
「デバッグ実行」を実施した際にデザイナの「実行ログ」に
大量の情報がログとして出力され、ヒープメモリが不足した結果、
DataSpider Studio の動作が不安定になっていることが想定されます。
また、過去事例では、以下の対応策をご案内しておりましたのでご確認ください。
■対応策
1.DataSpider Studio 側のヒープメモリの拡張
DataSpiderStudio.lax の「lax.nl.java.option.java.heap.size.max」にて
ヒープメモリの拡張をすることで事象が解消されるかご確認ください。
なお、スクリプトにて実際に使用するコンポーネントや入力データ量により
必要となるヒープサイズが異なるため、具体的な設定値につきましては
ご案内いたしかねますので、ご了承ください。
2.ログレベルの変更
ログレベル「DEBUG」では、より詳細な内部状態まで出力されます。
そのため、実データでの検証など、データ件数が多い場合の動作確認時等では
開発時の推奨ログレベル「FINFO」など、上位のレベルに変更いただくことで
事象が解消されるかご確認ください。
スクリプト内で繰り返し処理を使用している場合は以下もご確認ください。
3.繰り返し処理のログ出力をしないように設定
スクリプトで繰り返し処理を使用している場合、ログはループ回数の分だけ
出力されるため、ループ回数が増加することで大量のログが出力され、
その分ヒープメモリが使用されます。
そのため、以下の手順でログの出力をしないようにすることで事象が解消されるかご確認ください。
▼手順
1.繰り返し処理のプロパティの [ログ設定] タブから[ログ設定を変更する] にチェックを入れる。