■エラーの発生条件
DataSpiderServer と接続先の間のセッションが切断された後に、データの読み取りや書き込み、または、グローバルリソースのコンポーネントプールの破棄を実施しようとした場合に、発生するエラーです。
■想定される原因
過去事例では、ネットワークまたは接続先のタイムアウト、または、セキュリティソフトの制限によってセッションが切断されていたことが原因となり、今回のエラーが発生しておりました。
■確認箇所、対応方法
過去事例を元に、確認箇所と対応方法を以下にご案内いたします。
ネットワークまたは接続先のタイムアウト設定が、読み取りや書き込みの処理時間、またはグローバルリソースのコンポーネントプールの生存期間よりも短く設定されているかご確認ください。
※グローバルリソースのコンポーネントプールの生存期間に関しては、「参考情報」に 記載しているヘルプをご参照ください。
該当する設定があった場合は、タイムアウトまでの時間を延長するように設定してください。
- セキュリティソフトなどセッションを切断するアプリケーションの確認
セキュリティソフトなど、一定時間よりも長く保持されたセッションを切断するようなアプリケーションが同一環境で稼働しているかご確認ください。
該当するアプリケーションがあった場合は、セッションを切断するまでの時間を延長するように設定してください。
ネットワークや環境のタイムアウト設定や、セキュリティソフトなど、セッションを切断する、他のアプリケーションに関して問題が無い場合には、エラーが発生した処理をもう一度実行して事象が再度発生するかご確認ください。
再度発生しない場合は、ネットワークや接続先で、一時的な問題が発生していた可能性があります。この場合、ネットワークや接続先で、セッションを切断するような問題が発生していた可能性があるか、ご確認ください。
再度発生する場合は、特定の処理に起因した製品側の問題である可能性があるため、処理内容や手順をまとめて、お問い合わせをお願いします。
■ご注意いただきたい点
ネットワークや接続先で発生していた問題の調査に関しては、ネットワークや接続先の仕様に即した対応が必要となります。このため、大変恐縮ですが、ネットワークや接続先の開発元にお問い合わせをお願いします。
また、製品側の調査が必要な場合には、エラーが発生する条件(処理内容や手順)に関して、ご連絡をいただくようお願いします。
※ご質問のエラーメッセージからは「セッションが切断された後に接続しようとしていた」ということのみ確認可能なため、調査のためにエラーが発生する条件が必要となります。
■補足
グローバルリソースのコンポーネントプールを破棄する処理で、今回のエラーが発生していた場合、「ソケットから読み込むデータはこれ以上ありません。」が発生している時間帯に、以下の警告も出力されることがあります。
|WARN|ds.kernel.mgr.dpc|リソースコンポーネントのDESTROY処理に失敗しました。
参考情報
- [グローバルリソース] - [コンポーネントプール] - [プールされるコネクションの生存期間]