• No : 21629
  • 公開日時 : 2015/03/23 11:21
  • 更新日時 : 2020/09/28 15:41
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【DataSpider Servista】 プロジェクト、グローバルリソース、トリガーが参照できなくなった場合のチェックリスト

クライアントからプロジェクト、グローバルリソース、トリガーが参照できなくなったときにチェックが必要なポイントや対処方法をまとめています。
 
DataSpider Servista では、プロジェクト、グローバルリソース、トリガーなどの設定情報を、リポジトリDBを使用している場合はリポジトリDBに、使用していない場合はローカルのディレクトリに保存しています。
 
このため、何らかの要因により、上記の情報が参照できなくなった場合に、事象が発生します。
 
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回答

目次
切り分けのために確認するポイントを確認する場合
なぜ確認が必要か、理由を知りたい場合
本文書にしたがってすべて確認した上でも事象の原因特定や復旧ができない場合

また、本問い合わせと関連している情報を参照したい場合には「参考情報」をご確認ください。

 

確認するポイントと対処方法


1. リポジトリ DB を使用に関する確認

リポジトリ DB を使用しているかご確認ください。
DataSpider Studio、WebConsole、CLI Console から確認することができます。

詳細は製品のヘルプをご参照ください。
「参考情報」にもヘルプへのリンクをまとめています。

 

2-1. リポジトリ DB を使用している場合

DataSpiderServer がリポジトリ DB に正常にアクセスできているかご確認ください。
確認方法については、
FAQ No.21288をご参照ください。

接続できていない場合、以下の対象方法を実施してください。

対処方法:
リポジトリ DB が正常に稼働していることを確認した後、DataSpiderServer を
再起動してください。

 

2-2. リポジトリ DB を使用していない場合

以下のディレクトリにディレクトリやファイルがあることをご確認ください。

$DATASPIDER_HOME/server/home/<ユーザー名>
$DATASPIDER_HOME/server/etc

ディレクトリやファイルが存在しない場合は、以下の対象方法を実施してください。

対処方法:
DataSpider Servista のインストールディレクトリの状況をバックアップから
元に戻してください。

 

確認する理由


1. リポジトリ DB を使用に関する確認

リポジトリ DB の有無により、設定情報を保存するところが異なります。
このため、最初にリポジトリ DB の有無を確認する必要があります。

 

2-1. リポジトリ DB を使用している場合

リポジトリDBにアクセスできない状態で起動した場合、DataSpiderServer は
リポジトリ DB 無しで起動し、以降でアクセス可能となっても、
無しのままで稼働します。

この場合、リポジトリ DB に保存されている設定情報を参照しないため
プロジェクト、グローバルリソース、トリガーが参照できない状況になります。
上記を確認するために、リポジトリ DB への接続状況が必要になります。

また、上記状況の解消のためには、リポジトリ DB に接続できる状態で
DataSpiderServer を再起動する必要があります。


 
2-2. リポジトリ DB を使用していない場合

リポジトリ DB を使用していない場合、DataSpider Servista は
ローカルディレクトリに設定を保存します。
特に、プロジェクト、グローバルリソース、トリガーなどの情報は
「確認するポイント」に記載したディレクトリに保存しています。

このため、ディレクトリの状況確認が必要となります。
 

調査に必要な情報

設定情報が保存されているにもかかわらず、参照ができない状況という
ことから、DataSpiderServer の起動時に、何らかの問題が発生している
可能性があります。

起動時の状況や環境の情報と合わせて、ご確認いただき、サポートセンターまで
お問い合わせください。


 
(1) 発生する直前に変更した設定

それまで確認できていた情報が、確認できなくなったことから、何らかの
設定変更がきっかけになっている可能性があります。

事象が発生し始める前に変更された設定があるか、ご確認ください。


 
(2) リポジトリ DB の情報

リポジトリ DB を使用しているか、使用している場合は、接続先の
データベースの製品名、バージョンを教えてください。


 
(3) DataSpiderServer が起動するときの詳細ログ

DataSpiderServer が起動する際の詳細なログを出力し、起動時に問題が発生しているか確認します。

以下の手順でログ出力の設定を変更して、ログを取得してください。

■手順
1. DataSpiderServer の停止
 設定変更の前に DataSpiderServer を停止してください。

2. ログ出力設定の変更
 詳細なログを取得するために、以下の設定ファイル、設定キーで、もっとも
 詳細なログが出力する値(${DEBUG})を指定してください。

・設定ファイル
 $DATASPIDER_HOME/server/conf/dslog.properties

・設定キーと設定値
 dslog=${DEBUG}

3. DataSpiderServer の起動
 変更した設定を反映するために、DataSpiderServer を起動してください。

4. ログの取得
 以下のログを取得して、サポートセンターまでご送付ください。
 $DATASPIDER_HOME/server/logs/server.log
 $DATASPIDER_HOME/server/logs/server.log.<半角数字>
 
 
【参考情報】
 
FAQ No.21288
 稼働監視の一環として、DataSpiderServer がリポジトリ DBに接続できているか確認したいと考えています。
 確認する方法を教えてください。


・DataSpider Studio の リポジトリ DB の設定
 https://www.hulft.com/help/ja-jp/DataSpider/latest/help/ja/studio/repository_database.html
・WebConsole
 https://www.hulft.com/help/ja-jp/DataSpider/latest/help/ja/webconsole/webconsole.html
・CLI Console
 https://www.hulft.com/help/ja-jp/DataSpider/latest/help/ja/cli/cli.html
・設定ファイルの詳細について(プロパティリファレンス)
 https://www.hulft.com/help/ja-jp/DataSpider/latest/help/ja/servista/properties_reference.html#dslog_srv
・DataSpider Servista のログについて(ログガイド)
 https://www.hulft.com/help/ja-jp/DataSpider/latest/help/ja/servista/service_production.html#log_guide
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