上記のエラーは、HULFTが相手ホストとの通信確立後、TCP/IPレベルでタイムアウト等のエラーを検知した場合に発生します。
完了コード"731"は「ソケットの送信処理に失敗しました。ソケットが切断された可能性があります。」の意味です。
ファイル転送の向き(配信、集信)は関係なく、ソケットが切断されるタイミング次第で完了コードが変わります。
ソケットにデータを書き込む際の切断検知であれば"731"が出力されます。
完了コード"731"が出力された場合、詳細コードにはOSから受け取ったエラーコード(※)がそのまま出力されます。
※HULFTはWinSock APIでOSにTCP/IP接続の依頼をしていますので、WinSockのエラーコードをご確認ください。
詳細コード "10053" は、上記のとおり、WindowsOSから受け取ったエラーコードをそのまま出力したもので、「確立された接続がホストコンピューターのソフトウェアによって中止されました。」を意味します。
対処としては、以下の点を確認してください。
- 対向先のHULFTもしくは送信要求コマンドが強制停止していないか
- 対向先のHULFTもしくは送信要求コマンドで無通信タイムアウトが発生していないか
- 経路上のネットワーク機器、例えばルータやファイアウォール等で、通信断が発生していないか(※1)
- 経路上のネットワーク機器、例えばルータやファイアウォール等で、ポートのフィルタリングを行っていないか(※1 ※2)