【 転送速度に関わる設定項目 】
※本記事に掲載されている設定画面は全てWindows版HULFT Ver.8を使用しています。
あらかじめご了承ください。
【1】[電文転送タイプ]
【2】[データ検証]
【3】[転送ブロック長]、[転送ブロック数]
【4】[ソケット(送信,受信)バッファサイズ]
【5】[転送間隔]
【6】[圧縮レベル]
【7】[転送タイプ]
[電文転送タイプ]とは[システム動作環境設定]で設定できる項目です。

※[転送速度優先モード]は配信側と集信側のHUFLTがVer.7以降である必要があります。また、配信側および集信側が[電文転送タイプ]を「配信速度優先モード」、「集信速度優先モード」、「集配信速度優先モード」に設定する必要があります。
「転送速度優先モード」を使用すると、高速なネットワーク環境、大容量のデータ転送における転送速度の向上が図れます。HULFT Ver.7未満の転送方法である「異常検知優先モード」は、相手ホストからのデータ転送確認を待って次のデータを転送するため、転送速度は「転送速度優先モード」に比べ遅くなりますが、異常発生時の検知を迅速に行います。
※ネットワーク環境によっては、「異常検知優先モード」よりも「転送速度優先モード」の方が、転送速度が遅くなる場合があります。
また、「転送速度優先モード」と「異常検知優先モード」の違いを視覚的に表した図が以下の図1になります。
図1:転送速度優先モードと異常検知優先モードの違い

また、配信側と集信側の[電文転送タイプ]の組み合わせによって、どちらのデータ転送方式で動作するかが決まります。以下の表1を参照してください。
表1:転送速度優先モードに設定する際の配信側と集信側の設定値

なお、電文転送タイプは、ユーザの配信状況および集信状況に合わせて設定します。
ユーザの環境に応じた電文転送タイプの設定例を以下の図2に示します。
図2:[電文転送タイプ]の設定例
![[電文転送タイプ]の設定例](/usr/file/attachment/showcase_20160518_04.jpg)
[データ検証]は、[集信管理情報]より設定できる項目です。

配信側ホストから配信されたデータと一致しているかどうかを検証することができます。
[データ検証]を行った場合は処理が増えるため転送速度が低下する可能性がありますので、
転送速度の向上という点では[データ検証]を「しない」に設定してください。
[データ検証]につきましては、以下の図3をご参考ください。
図3:データ検証の流れ

※[データ検証]を利用するには、配信側のホストと集信側のホストのどちらにも、HULFTVer.7以降が導入されている必要があります。配信側のホストのHULFTがVer.7未満の場合、集信側で[データ検証]が指定されると、転送エラーとなります。
集信側のホストのHULFTがVer.7未満の場合、[データ検証]は指定できず、通常の転送となります。
[転送ブロック長] 、[転送ブロック数] は[配信管理情報]の[拡張設定]より設定できる項目です。
双方のHULFTのバージョンと、電文伝送タイプの組み合わせにより設定が異なりますので、以下に例を出してご紹介させていただきます。

■Ver.5、Ver.6
[転送ブロック長]*[転送ブロック数]の値が大きくなるように設定し、また[ソケットバッファサイズ]に合わせてください。
[転送ブロック長]*[転送ブロック数]=[ソケットバッファサイズ]
■Ver7

[転送間隔]は[配信管理情報]の[転送間隔(ミリ秒)]で設定することができる項目です。
送信単位([転送ブロック長]*[転送ブロック数])ごとの間隔(待機時間)を指定します。
HULFTのファイル転送がネットワークの帯域を多く使用してしまうのを防ぎたい場合などに使用しますが、「0」(初期値)の状態では間欠転送を行わないため、転送速度の向上が期待できます。

[圧縮レベル]は[配信管理情報]にて設定できる項目です。

圧縮を行うことでデータ転送量が少なくなるため、転送速度の向上が期待できます。
なお、以下のような場合は圧縮転送の効果が相殺される、または逆に転送時間が大きくなる可能性があります。配信ファイルがもともと圧縮されている等の理由により、圧縮効果が小さい場合は特にご注意ください。
