管理情報パラメータファイル生成コマンド (utligen) と管理情報バッチ登録コマンド (utliupdt) を使用することで管理情報を引き継ぐことができます。通常はこちらの手順を採用してください。
手順は以下の通りです。
【前提】
次のすべてを満たす場合のHULFTの設定と履歴を引き継ぐ方法になります。
- UNIX/Linux OS同士
- 新環境のHULFTが、旧環境よりも上位、もしくは同じバージョン
└ex. 移行先がVer.8.x.x、移行元がVer.7.x.x
移行先がVer.8.x.x、移行元がVer.8.x.xなど
【手順】
- 旧環境の HULFT のインストールディレクトリ以下の etc をバックアップ
- 旧環境の HULFT で、 utligen コマンドを使用してパラメータファイルを作成(※1)
- 新環境に HULFT をインストール
- 新環境に 2. で作成したパラメータファイルをコピー
- utliupdt コマンドを使用して各管理情報を登録(※2) (※3)
- 移行後の環境確認
※1
※2
utliupdt実行時は、集配信を行っていないときにしてください。詳細は、
FAQのNo244を参照してください。
※3
旧環境と新環境で[システム動作環境設定]-[転送コードセット](Ver.7以下の場合は[漢字コード種])が違う場合、パラメータファイル内のマルチバイト文字が文字化けして登録される可能性があります。
このため、パラメータファイル内にマルチバイト文字が存在する場合は、utliupdt実行前に該当のマルチバイト文字を新環境の[転送コードセット]と同じ文字コードで記述しなおしてください。
コマンドの詳細に関しては、オペレーション・マニュアルを確認してください
以下の情報については utligen 、 utliupdt コマンドにて移行できないため、移行元のファイルを元に編集作成もしくは新たに登録する必要があります。
- システム動作環境設定ファイル
- 要求受付定義ファイル
- CSV 環境設定ファイル
- 管理画面セキュリティファイル
- EBCDIC ユーザコードテーブルファイル
- 外字テーブル展開ファイル
また、 UNIX 系 OS から Windows への引き継ぎなど、アーキテクチャの異なる OS への設定の引き継ぎはできませんのでご注意ください。
動画のファイル名:「HULFT の設定を引き継ぐ方法について」
※端末によって動画をご覧いただけない場合があります。