コマンドの戻り値"21"は、同期指定で開始された転送処理が何らかの理由によりすべて失敗したことを意味します。
具体的にどのように失敗したかは、配信側の管理画面から配信履歴より、エラーとなった処理の完了コード、詳細コードに出力されます。
「エラーコード・メッセージマニュアル」に完了コードや詳細コードごとにエラーの内容および対処方法を記載しておりますので、そちらを参照し、ご対応いただけますようお願いいたします。
以下は実際にあったお問合せのケースのご紹介となりますが、同期指定有り配信要求で上記"21"が出力された時、管理画面より配信履歴をご確認いただいたところ、完了コード"250"および詳細コード"205"が出力されていました。(配信側、集信側ともにHULFT for UNIX/Linux)
この場合、それぞれのエラーコードの意味としては以下のとおりとなるので、以下の詳細コードの「対処」の記載のとおりに集信管理情報の登録モードの修正をすることを依頼、処理が正常終了するようになったとのご報告をいただいております。
完了コード"250"
内容)
集信側に異常が発生したと考えられます。
対処)
集信状況の照会を行い、適切な処理を行ったのち再実行してください。
このエラー時に設定される詳細コードは、集信側の完了コードとなります。
詳細コード"205"
内容)
同名のファイルが存在しています。
対処)
同名のファイルが存在する場合、「登録モード(TRANSMODE)」に“新規作成モード(N)”を指定できません。
“置き換えモード(R)”または“追加モード(M)”を指定してください。
完了コード、詳細コードの調査方法や、マニュアルの入手方法がご不明の場合、以下のFAQを参照ください。