上記のエラーは、集信側との通信にあたり、hostsファイルやDNSを参照して名前解決を行おうとしたところ、IPアドレスの取得に失敗した場合に発生します。
完了コード"710"は「ソケットの生成、コネクトなど、ソケット関連の動作でエラーが発生した」ことを意味します。
完了コード"710"が出力された場合、詳細コードにはOSから受け取ったエラーコードがそのまま出力されます。
詳細コード"11004"は、上記のとおり、WindowsOSから受け取ったエラーコードをそのまま出力したもので、「要求された名前は有効ですが、要求された種類のデータレコードがありません。」という内容になります。
対処方法としては、配信側のhostsファイルやDNSに正しい集信側のホスト名が登録されているかをご確認ください。
配信側Windowsにて下記コマンドをご入力いただき、問題なければ上記が正しく登録されたものと判断ができます。
【リモート生存監視コマンドで確認 (Ver.8と、Ver.7.2.0以上のEXグレードのみ) 】
utlalivecheck -h [集信側ホスト名] -p [集信側HULFTで使用している集信ポート番号]
【pingで確認】
ping [集信側ホスト名]
なお、ホスト名が登録されている、かつ、事象の再現性がない場合、ネットワークやDNSに負荷が発生していたなどの理由により一時的に正常な名前参照ができず”11004”が発生した可能性も考えられます。
上記につきましてはエラー発生時にネットワーク経路やDNSの状態に問題がなかったか、ご確認ください。