障害発生時に迅速に調査いただくためには、初回の問い合わせでどのような情報を提供すればよいかご教示ください。
※本FAQはMainframe版HULFTに関するFAQです。他のアーキテクチャのHULFTに関しましては、以下のFAQを参照ください。
発生した障害毎に、以下の情報をいただければスムーズに調査を行えます。
<ユーティリティの異常終了>
・システム動作環境設定ファイル(HULPRM)
└お使いのJCLに DD Statement SYSUDUMPが記述されていない場合には、「SYSUDUMP DD SYSOUT=*」を追記してください。
上記を追記することにより、実行したユーティリティがABENDした場合
JOBLOGにSYSUDUMPが出力されます。
<ユーティリティのハングアップ>
└キャンセルダンプの取得には、JCLに DD Statement SYSUDUMP の登録が必要です。お使いのJCLにDD Statement SYSUDUMPが記述されていない場合には、「SYSUDUMP DD SYSOUT=*」を追記してください。
└ ex.XRSNDGOが長時間終了していないことをJOBLOGやSYSLOGから確認し、ハングアップと判断した場合、JOBLOGやSYSLOGが判断した情報に該当します。
<ユーティリティの動作不正>
└ex.XRSNDGO = 配信管理情報の画面ハードコピー
└ex.XRSNDGOの動作が正しくないことをJOBLOGやSYSLOGから確認し、動作不正と判断した場合、JOBLOGやSYSLOGが判断した情報に該当します。
<管理画面で発生した問題>
└ex.配信管理情報の登録時にエラーが発生した。
<配信要求発行時の転送処理の異常終了>
<送信要求発行時の転送処理の異常終了>
<常駐プログラム起動処理異常 >
<配信・集信・要求受付処理のハングアップ>
■転送処理が終了しない場合
システム動作環境設定ファイル(HULPRM)
転送処理が終了しない際の該当ジョブ(常駐プログラム)の空間ダンプ
転送処理が終了しないことを判断した情報
└ex.配信要求を受け付けた配信常駐プログラムによる配信処理が一向に進まないことをJOBLOGやSYSLOGから確認し、転送処理が終了しないと判断した場合、JOBLOGやSYSLOGが判断した情報に該当します。
時間経過に伴って、転送処理が正常終了したか否か
転送処理が終了していない状態における「F 常駐プログラムのジョブ名.STATUS」コマンドの結果
転送処理が終了していない状態における「F 常駐プログラムのジョブ名.DISPLAY」コマンドの結果
常駐プログラムのJOBLOG
■常駐プログラムが停止しない場合
└ex.配信常駐プログラムに対してFコマンドでの停止を試みたが一向に停止しないことをJOBLOGやSYSLOGから確認し、常駐プログラムが停止しないと判断した場合、JOBLOGやSYSLOGが判断した情報に該当します。
時間経過に伴って、常駐プログラムが停止したか否か
常駐プログラムが停止しない状態の「F 常駐プログラムのジョブ名.STATUS」コマンドの結果
常駐プログラムが停止しない状態の「F 常駐プログラムのジョブ名.DISPLAY」コマンドの結果
常駐プログラムのJOBLOG
<配信・集信・要求受付処理の動作不正>
■転送したデータが化ける
└ex.[配信管理情報]の[コード変換]に「S(配信側)」が指定されている場合、配信側の[詳細ホスト情報]に登録されている対向先の情報が確認できる画面ハードコピーをご提供ください。
■ネットワークレベルでの通信異常(接続時、転送中、切断時)
■その他
└ex.配信要求を受け付けた配信常駐プログラムによる配信処理が正しくないことをJOBLOGやSYSLOGから確認し、動作不正と判断した場合、JOBLOGやSYSLOGが判断した情報に該当します。
└ex.配信処理 = 配信管理情報の画面ハードコピー
<上記のいずれにも該当しない事象>
弊社へのお問い合わせに至った経緯や状況を詳細にご教示ください。