• No : 492
  • 公開日時 : 2018/07/02 09:30
  • 更新日時 : 2024/04/23 10:16
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HULFT の設定を引き継ぐ方法について(Windows)

マシンのリプレースなどの際に HULFT の設定を引き継ぐにはどうすればよいですか。

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回答

Windows間で設定を引き継ぐ手順は、旧環境と新環境のHULFTのバージョンによって異なります。
移行対象が管理情報のみの場合は、3つ目の「コマンドを使用した手順」をご参照ください。
 
なお、前提としてWindows から UNIX 系 OS への引き継ぎなど、アーキテクチャの異なる OS への設定の引き継ぎはできません。
異なる OS への設定引き継ぎ方法につきましては、FAQ No.346をご確認ください。
 
  • HULFT のバージョン、レベル、リビジョンが同一の場合
  1. 旧環境の HULFT を停止する
  2. 旧環境の HULFT のインストールフォルダ以下の etc をバックアップ
  3. 新環境に HULFT をインストール
  4. [2.] のバックアップを新環境の HULFT のインストールフォルダ以下の etc に上書きコピー
 
  • HULFT のバージョン、レベル、リビジョンのいずれかでも違う場合
< Ver.8 から Ver.8 への設定引き継ぎ >
 こちらからご確認ください。
 
< Ver.6 および Ver.7 から Ver.8 への設定引き継ぎ >
 こちらからご確認ください。
 
 
  • コマンドを使用した手順
管理情報パラメータファイル生成コマンド (utligen) と管理情報バッチ登録コマンド (utliupdt) を使用することで管理情報を引き継ぐことができます。
ただし、上位バージョンから下位バージョンへの移行や上位グレードから下位グレードへの移行はできません。
コマンドを使用した手順の場合、HULFTを停止する必要はありません。
 
  1. 旧環境の HULFT で、 utligen コマンドを使用してパラメータファイルを作成
  2. 新環境に HULFT をインストール
  3. 新環境に [1.] で作成したパラメータファイルをコピー
  4. utliupdt コマンドを使用して各管理情報を登録
  5. 移行後の環境確認
コマンドの詳細につきましては、マニュアルをご確認ください。
 
「HULFT8 Windows オペレーションマニュアル」
 
「 HULFT7 Windows オペレーション・マニュアル」
4.4.1 各管理情報の登録、変更
4.4.4 各管理情報のパラメータファイル生成
 
【注意点】
  1. utligen コマンドは集配信中に実行しても問題ありませんが、utliupdt コマンドは集配信を行っていないときに実行してください。
  2. 旧環境と新環境で[システム動作環境設定]-[転送コードセット](Ver.7以下の場合はShift-JIS固定)が異なる場合、パラメータファイル内のマルチバイト文字が文字化けして登録される可能性があります。
    このため、パラメータファイル内にマルチバイト文字が存在する場合は、utliupdt実行前に該当のマルチバイト文字を新環境の[転送コードセット]と同じ文字コードで記述しなおしてください。
  3. 以下の情報については utligen 、 utliupdt コマンドにて移行できないため、移行元のファイルを元に編集作成もしくは新たに登録する必要があります。
  • メール連携情報 (Ver.8.4.0未満)
  • システム動作環境設定ファイル (%HULPATH%\hulenv.cnf)
  • 要求受付定義ファイル (%HULPATH%\service.dat)
  • CSV 環境設定ファイル (%HULPATH%\hulcsv.inf)
  • EBCDIC ユーザコードテーブルファイル (%HULPATH%\user1.ucf ~ user3.ucf)
  • 外字テーブル展開ファイル (%HULPATH%\gtf 以下のファイル)
  • メール環境設定ファイル (%HULPATH%\mail\Sendmail.ini)
  • パスワード管理ファイル (%HULPATH%\huladmin.dat
※HULPATHは、 HULFT の管理情報や履歴を格納するパスのことです。
 初期値の場合「C:\HULFT Family\hulft8\etc」です。
 
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