■発生しているエラーについて
HULFT の集信側の完了コード「325」は以下の内容です。
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325 Unable to change mode
内容)
ファイルのパーミッションを変更できませんでした。
対処)
HULFTのサービスが対象ファイルの情報を変更することができませんでした。
HULFTサービスがルート権限をもつ必要があります。
HULFTがルート権限をもっていない場合は、
HULFT起動オーナー権限の所有する権限内でファイルを変更できます。
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HULFT は[登録モード]に「R:置き換え」を設定して既存の集信ファイルの内容を受信データに置き換えて集信する際、既存の集信ファイルの所有者や権限の状態によらず、chmod で権限を集信管理情報の設定に沿って変更します。
chmod 実行時に権限が不足している場合、権限を変更できずに「325」が発生して集信に失敗します。
■過去事例
過去事例では集信前に DataSpider Studio のエクスプローラから集信ファイルを[ローカルからアップロード]して作成したことで、「325」が発生していました。
DataSpider Cloud と HULFT のプロセスは異なるユーザで起動されているため、HULFT の集信ファイルを DataSpider Cloud 側で作成した場合、ファイルのオーナーが異なる状態になり、権限不足によって chmod の実行に失敗します。
■対処方法
既存の集信ファイルを DataSpider Studio のエクスプローラ上で削除することで、エラーが解消するかご確認ください。
また、運用上、集信前にDataSpider Cloud のエクスプローラやスクリプトから集信ファイルを作成していないかご確認ください。
集信ファイルの作成状況が不明の場合、アクセスログを有効にしていただくことで、DataSpider Cloud から集信ファイルに実施した操作の内容を確認することが可能です。
ただし、アクセスログは有償のオプションとなるため、事前にお申し込みが必要になりますのでご注意ください。