申し訳ございませんが、[man]コマンドで確認できる各コマンドの仕様を一覧で確認できる資料などはございません。
なお、すべてのコマンド結果を記載することはできませんが、一部のコマンド結果を以下に記載いたします。
下記のコマンド以外の結果を確認されたい場合は、大変恐れ入りますが、お客様にてご確認をお願いいたします。
コマンド一覧
[adaptertypes] [exp] [kill] [ps] [prodl] [proul] [run] [trigger] [imp]
ユーザコマンド:adaptertypes
【名前】
adaptertypes - 使用可能なアダプタ一覧の表示
【形式】
adaptertypes
【説明】
使用可能なアダプタを列挙します。
【使用例】
> adaptertypes
[ 86 のアダプタ ]
アダプタ名 バージョン
access2000_adapter 200602242213
access2002_adapter 200602242213
access2003_adapter 200602242213
access_adapter 200602242213
csv_adapter 200603202229
>
【注意事項】
Adapterがインストールされていても必要なライセンスがない場合は表示されません。
-----------------------------------------------------
# man exp
管理者コマンド:exp(*)
【名前】
exp - サーバ情報のエクスポート
【形式】
exp [ -G | --group=group-list ]
[ -u | --user=user-list ]
[ -d | --service=service-list ]
[ -g | --gr=gr-list ]
[ -e | --env=env-list ]
[ -t | --trigger=trigger-list]
[ -c | --calendar=calendar-list ]
[ -p | --project=project-list ]
[ -a | --applog=applog-list]
[ -m | --mount=mount-list ]
[ -s | --gs=gs-list ]
[ -l | --gcl=gcl-list ]
[ --project-latest-version ]
[ --triggerstatus=status ]
dest_dir
【説明】
各種サーバ情報(グループ、ユーザ、サービス、グローバルリソース、環境変数、トリガー、カレンダー、プロジェクト、アプリケーションログ、マウント設定、グローバルスキーマ)を出力します。
出力対象 (--triggerstatus、--project-latest-version以外のオプション)を指定しなかった場合、すべてを出力対象にします。
【オプション】
-G
すべてのグループを出力します。
-u
すべてのユーザを出力します。
-d
すべてのサービスを出力します。
-g
すべてのグローバルリソースを出力します。
-e
すべての環境変数を出力します。
-t
すべてのトリガーを出力します。
-c
すべてのカレンダーを出力します。
-p
すべてのプロジェクトを出力します。
-a
すべてのアプリケーションログを出力します。
-m
すべてのマウント設定を出力します。
-s
すべてのグローバルスキーマを出力します。
-l
すべてのグローバルユーザ定義ロジックを出力します。
--group
グループを個別に指定して出力します。
設定例: --group=group1,group2
,で区切ることにより複数指定が可能です。
,を値として使用する場合には\,と指定してください。
--user
ユーザを個別に指定して出力します。
設定例: --user=user1,user2
,で区切ることにより複数指定が可能です。
,を値として使用する場合には\,と指定してください。
--service
サービスを個別に指定して出力します。
設定例: --service=service1,service2
,で区切ることにより複数指定が可能です。
,を値として使用する場合には\,と指定してください。
--gr
グローバルリソースを個別に指定して出力します。
設定例: --gr=データベース設定,メールサーバ設定
,で区切ることにより複数指定が可能です。
,を値として使用する場合には\,と指定してください。
--env
環境変数を個別に指定して出力します。
設定例: --env=var1,var2
,で区切ることにより複数指定が可能です。
,を値として使用する場合には\,と指定してください。
--trigger
トリガーを個別に指定して出力します。
<ユーザ(オーナー)>:<トリガー名>の形式で指定します。
設定例: --trigger=root:日次トリガー,user:ファイルトリガー
,で区切ることにより複数指定が可能です。
,を値として使用する場合には\,と指定してください。
--calendar
カレンダーを個別に指定して出力します。
設定例: --calendar=calendar1,calendar2
,で区切ることにより複数指定が可能です。
,を値として使用する場合には\,と指定してください。
--project
プロジェクトを個別に指定して出力します。
共有プロジェクトの場合はプロジェクト名をそのまま指定します。
通常プロジェクトの場合は<ユーザ(オーナー)>:<プロジェクト名>の形式で指定します。
設定例: --project=共有プロジェクト,root:プロジェクト,user:プロジェクト
,で区切ることにより複数指定が可能です。
,を値として使用する場合には\,と指定してください。
--applog
アプリケーションログを個別に指定して出力します。
設定例: --applog=ログ設定1,ログ設定2
,で区切ることにより複数指定が可能です。
,を値として使用する場合には\,と指定してください。
--mount
マウントポイントを個別に指定して出力します。
設定例: --mount=/user_mount1,/user_mount2
,で区切ることにより複数指定が可能です。
,を値として使用する場合には\,と指定してください。
--gs
グローバルスキーマを個別に指定して出力します。
設定例: --gs=グローバルスキーマ1,グローバルスキーマ2
,で区切ることにより複数指定が可能です。
,を値として使用する場合には\,と指定してください。
--gcl
グローバルユーザ定義ロジックを個別に指定して出力します。
設定例: --gcl=グローバルユーザ定義ロジック1,グローバルユーザ定義ロジック2
,で区切ることにより複数指定が可能です。
,を値として使用する場合には\,と指定してください。
--triggerstatus
トリガーの状態を指定します。statusにはenableまたはdisableを指定します。
enableと指定すると、全てのトリガーを有効にした状態で出力します。disableと指定すると、全てのトリガーを無効にした状態で出力します。このオプションを使用しなかった場合、サーバに登録されているトリガーの状態で出力します。
--project-latest-version
プロジェクトの最新バージョンのみを出力します。このオプションを指定した場合プロジェクトの最新バージョンのみを出力します。オプションを指定しなかった場合はプロジェクトの全バージョンを出力します。
【オペランド】
dest_dir
ローカルマシンの出力ディレクトリを指定します。
【使用例】
# exp -G -u --trigger=root:日次トリガー --triggerstatus=enable C:\download
グループのエクスポートに成功しました。[users, root, group]
ユーザのエクスポートに成功しました。[root, user1, user2]
トリガーのエクスポートに成功しました。[root@日次トリガー]
エクスポートした設定は C:\download\export_20090120142822.zip として出力されました。
【関連事項】
imp(*)
【注意事項】
出力対象にトリガーが含まれていない場合、--triggerstatusオプションは無視されます。
-----------------------------------------------------
# man kill
ユーザコマンド:kill
【名前】
kill - プロセスの停止要求を行います
【形式】
kill [ -t <milliseconds> ] ID
【説明】
killは指定されたIDのプロセスに停止要求を行います。
【オプション】
-t, --timeout
タイムアウト値をミリ秒で指定します。
【オペランド】
execution_id
CLIのpsコマンドで表示されるExecutionID
【使用例】
> ps -a
[ 1 プロセス ]
所有者 実行ID 開始日時 プロジェクト スクリプト
foo qq00003g40l1i0cpj668t5lsgmf2 2006/05/16 05:16 プロジェクト スクリプト
> kill qq00003g40l1i0cpj668t5lsgmf2
> ps -a
[ 0 プロセス ]
所有者 実行ID 開始日時 プロジェクト スクリプト
>
【関連事項】
ps
【注意事項】
killで指定できるIDは、psコマンドを実行して表示されるIDです。psで表示されていないIDについてはkillを実行できません。
killを実行した際に、即座にプロセスが停止されない場合があります。これは、コンポーネントの処理ごとに停止要求を確認しているためです。
また、プロセスを停止できない場合もあります。
-----------------------------------------------------
# man ps
ユーザコマンド:ps
【名前】
ps - スクリプト・プロセスの表示
【形式】
ps [ -a | -u user_id ] [ -t ]
【説明】
psはスクリプト・プロセスの状態を表示します。uオプションを省略した場合は自分が実行しているスクリプト・プロセスの一覧を表示します。表示される内容は以下のとおりです。
所有者(Owner)
スクリプトを実行しているユーザの名前です。
実行ID(ExecutionID)
スクリプト毎に一意に振られる識別子です。
killコマンド等でプロセスを指定するために利用します。
開始日時(StartTime)
プロセスが開始された時間です。
プロジェクト(Project)
実行されているスクリプトのプロジェクトです。
スクリプト(Script)
実行されているスクリプトのパスです。
【オプション】
-a, --all
このオプションは管理者のみ指定できます。すべてのスクリプト・プロセスを表示します。
-u, --user
このオプションは管理者のみ指定できます。user_idで指定したユーザのスクリプト・プロセスの一覧を表示します。
-t, --time
実行開始時間に降順で表示されます。
【オペランド】
なし
【使用例】
> ps -a
[ 1 プロセス ]
所有者 実行ID 開始日時 プロジェクト スクリプト
foo qq00003g40l1i0cpj668t5lsgmf2 2006/05/16 05:16 プロジェクト スクリプト
【関連事項】
kill, who, procsscount
-----------------------------------------------------
# man prodl
ユーザコマンド:prodl
【名前】
prodl - プロジェクトをローカルにダウンロードします
【形式】
prodl [(-s | -u <user>) | (-a | -v <version>) | -r] <project_name> <dest_dir>
【説明】
プロジェクトをローカルにダウンロードします。オプションを指定しない場合、最新バージョンのプロジェクトをダウンロードします。
【オプション】
-s, --shared
共有プロジェクトを扱う場合に指定します。
-u, --user
他ユーザのプロジェクトのを扱う場合に指定します。
管理者権限を持ったユーザしか使えません。
-a, --all
全バージョンを一括してダウンロードしたい場合に指定します。
-v, --version
指定したバージョンでダウンロードしたい場合に指定します。
-r, --recursive
指定した出力先のディレクトリを再帰的に作成します。
【オペランド】
project_name
ダウンロードするプロジェクト名を指定します。
dest_dir
ダウンロード先となる、ローカルのディレクトリをフルパスで指定します。
Client CLIはクライアントOSローカルファイルシステム、Server CLIはサーバOSローカルファイルシステムを参照します。
【使用例】
> prodl -a プロジェクト c:\download_tmp
>
【関連事項】
myprojects, proinfo, proul
-----------------------------------------------------
# man proul
ユーザコマンド:proul
【名前】
proul - プロジェクトをローカルからアップロードします
【形式】
proul [-e [-s | -u <user>]] <project_name> <project_dir>
【説明】
プロジェクトをローカルからアップロードします
【オプション】
-e, --exist_project
既存プロジェクトに対して処理を行う場合に指定します。
-s, --shared
既存の共有プロジェクトを扱う場合に指定します。
-u, --user
既存の他ユーザのプロジェクトを扱う場合に指定します。
管理者権限を持ったユーザしか使えません。
【オペランド】
project_name
プロジェクト名
project_dir
アップロード元となる、ローカルのディレクトリをフルパスで指定します。Client CLIはクライアントOSローカルファイルシステム、Server CLIはサーバOSローカルファイルシステムを参照します。
【使用例】
> proul プロジェクト c:\upload_tmp\プロジェクト
>
【関連事項】
myprojects, prodl
------------------------------------------------------
# man run
ユーザコマンド:run
【名前】
run - スクリプトの実行
【形式】
run [ -w | -t <type> | --enable-type-switch ] service script [ args(key=value)... ]
【説明】
runは指定したスクリプトを実行します。
【オプション】
-w, --wait
スクリプトが実行終了まで待ちます。
-t, --type
実行時の種別を指定します。
--enable-type-switch
指定種別でグローバルリソースが見つからなかった場合、検索時の種別を"デフォルト"に切り替えるかどうかを指定します。
【オペランド】
service
サービス名を指定します。
script
スクリプト名を指定します。
args
スクリプトの引数を指定します。
【使用例】
> run -t test foo@project1 script
>
【関連事項】
myservices, scriptnames
【注意事項】
runコマンドを使用するには、サービスとしてスクリプト(プロジェクト)をサーバに登録しておく必要があります。
デフォルトのサービス名は、user@projectnameの形式になります。
種別(-t)を省略した場合は、「デフォルト」を使用します。
-----------------------------------------------------
# man trigger
ユーザコマンド:trigger
【名前】
trigger - トリガーの制御を行います
【形式】
trigger [ -e <trigger_name> | -d <trigger_name> | --all-enable | --all-disable ]
【説明】
オプションを指定せずにコマンドを実行すると、トリガー情報の一覧を表示します。
オプションを指定することでトリガーの有効/無効を切り替える事ができます。
【オプション】
-e, --enable
指定されたトリガーを有効にします。
-d, --disable
指定されたトリガーを無効にします。
--all-enable
現在ログイン中のユーザが参照できる全てのトリガーを有効にします。
--all-disable
現在ログイン中のユーザが参照できる全てのトリガーを無効にします。
【使用例】
> trigger
[ トリガー一覧 ]
名前 トリガー種類 詳細 プロジェクト/スクリプト 状態
新規週次トリガー WeeklyScheduleTrigger 毎週 日曜日 14時56分 に実行 root@プロジェクト/スクリプト 有効
新規HTTPトリガー HttpTriggerImpl /path アクセス時に起動 root@プロジェクト/スクリプト 有効
>
【注意事項】
一般ユーザは自身が所有しているトリガーのみを参照できます。
------------------------------------------------------
# man imp
管理者コマンド:imp(*)
【名前】
imp - サーバ情報のインポート
【形式】
imp [ -m ] [ -e ] [ --triggerstatus=status ] file_path
【説明】
指定されたファイルに格納されている各種サーバ情報(サーバに登録されたプロジェクト、グローバルリソース、環境変数、トリガー、カレンダー、プロジェクト、アプリケーションログ)を登録します。
【オプション】
-m, --merge
プロジェクトの差分インポートを行う際に指定します。
-e, --update-env
環境変数の差分更新を行う際に指定します。
--triggerstatus
インポートするトリガーの状態を指定します。statusにはenableまたはdisableを指定します。enableと指定すると、すべてのトリガーを有効状態でインポートします。disableと指定すると、すべてのトリガーを無効状態でインポートします。このオプションを使用しなかった場合、インポートするファイルに格納されているトリガーの状態で登録します。
【オペランド】
file_path
インポートするファイルを指定します。
【使用例】
# imp -m --triggerstatus=disable C:\download\export_20090120142822.zip
サービスのインポートに成功しました。
グローバルリソースのインポートに成功しました。
環境変数のインポートに成功しました。
トリガーのインポートに成功しました。
カレンダーのインポートに成功しました。
アプリケーションログ設定のインポートに成功しました。
#
【関連事項】
exp(*), shutdown(*)
【注意事項】
インポートした設定を反映させるには、サーバの再起動が必要な場合があります。