平成から令和への元号変更に伴う影響の中で、祝祭日の追加、削除以外の、元号変更自体の各HULFT製品への影響有無とその対処方法は以下の通りです。
■元号変更自体の影響有無
影響有無および影響を受ける場合の対応方針を以下の表にまとめております。
製品名 |
元号切替の影響 |
HULFT |
なし |
HULFT Script Option (*) |
あり |
HULFT Manager |
なし |
HULFT IoT (*) |
なし |
DataMagic(HULFT-DataMagic) |
あり |
HULFT-HUB(Server、Manager) |
なし |
HULFT-WebFileTransfer(HULFT-WebFT、HULFTクラウド) (*) |
なし |
SIGNAlert |
なし |
HULFT-WebConnect (*) |
なし |
HDC-EDI Manager (*) |
なし |
HDC-EDI Base (*) |
あり |
iDIVO (*) |
あり |
(*)Javaに和暦に関するクラス(java.util.JapaneseImperialCalendar、java.time.chrono.JapaneseDate)がございますが、弊社製品では和暦ロジックの有無にかかわらず、これらのクラスを使用していません。そのため、当クラスに関する影響も受けません。なお、その他製品についてはJavaを使用しておりません。
■影響を受ける場合の内容と対処方法
Mapperロジックで「和暦に変換ロジック」および「和暦のパースロジック」を使用している場合に影響を受けます。
新元号への対応はVer.8.4.0を対象にパッチを提供しております。パッチはmyHULFTの「製品ダウンロード/キー発行」より、製品モジュールとともにダウンロード可能です。適用方法など詳細についてはパッチに同梱されているREADMEをご確認ください。
myHULFT
- DataMagic(HULFT-DataMagic)
日付項目演算機能を使用している場合に影響を受けます。新元号への対応は「Ver.3.1.5」および「Ver.2.2.4」にて行っております。影響を受ける機能を使用している場合は、製品のバージョンアップをご検討ください。
HDC-EDI Base自体には、和暦を意識した処理がないため、元号変更による影響はありません。
ただし、AnyTran(HDC-EDI BaseのアプリケーションにおけるANY変換のJOBステップ)で和暦を出力させる変換処理を設定している場合は、影響を受けます。
AnyTranプロパティファイル(anytran.properties)または、元号ファイル(gengo.txt)を編集いただくことで新しい元号出力が可能となりますので、実際に変更が必要となった際には該当ファイルの編集をご検討ください。元号変更に伴うファイルの編集方法につきましては、下記マニュアルに掲載されておりますので、ご確認ください。
なお、ANY変換のJOBステップにおいて元号変更が発生した場合、その後にリリースするバージョンでは、新しい元号を標準サポートいたします。
【マニュアル】
「HDC-EDI Base E2X,B2B AnyTran オペレーションガイド」
2-4-5. 日付/時刻タイプのフォーマット
改元の対応
日付項目演算機能を使用している場合に影響を受けます。
本製品については出荷が終了しておりますので、新元号に対応した製品リリースは行なわれません。
データ加工処理についてはDataMagicを、ファイル転送処理についてはHULFTをご利用いただくことをご検討ください。
※元号変更に伴う祝祭日の追加、削除に関する影響有無、及び対処方法については以下のFAQをご確認ください。