リポジトリDB有りの環境で、同じファイルを操作するスクリプトが複数同時に実行される場合、リポジトリDBへのアクセスタイミングによりエラーが発生することがあります。
■仕様説明
- ファイルシステムについて
リポジトリDB有りの環境の場合、DataSpiderファイルシステムでは、3種類のファイルシステムを採用しています。
※ ディレクトリにより採用されるファイルシステムは異なります
- ローカルファイルシステム
- 拡張ローカルファイルシステム
- データベースファイルシステム
- リポジトリDBへのアクセスについて
「拡張ローカルファイルシステム」または「データベースファイルシステム」を利用したディレクトリに存在するファイルへのアクセスが発生した場合、リポジトリDBに対してもアクセスが発生します。
ファイル操作により、リポジトリDB側でロックが発生することがありますが、DataSpider の仕様として、明示的にロックをしていないため、原因や回避方法についてはDB側にて確認が必要となります。
■補足
リポジトリDBにMySQLをご利用の場合、トランザクションの分離レベルを「READ-COMMITTED」へ変更することで解消する事例がございました。
現在ご使用のDB側のトランザクション分離レベルについてもご確認ください。