ディレクトリのアクセス権限として、「読み取り」と「実行」があり、マニュアルにはそれぞれ、
以下のように記載されています。
読み取り:ディレクトリ内を参照することができる権限です。
実行:ディレクトリにアクセスすることができる権限です。
それぞれの権限で片方のみ制限した場合の挙動や、想定される権限付与のケースについて教えてください。
各アクセス権限について、片方のみ許可した場合の動作や、想定されるケースを以下に記載します。
■読み取り
・読み取り権限のみを許可した場合
実行権限がないため、参照したいディレクトリにアクセスできません。
・読み取り権限のみを付与するケースについて
ディレクトリではなく、特定のファイルに対して読み取り権限のみを付与することが考えられます。
例として、特定のファイルだけを読み取りたい場合にファイルに読み取り権限のみを付与します。
■実行
・実行権限のみを許可した場合
ディレクトリにはアクセスできますが、ファイルの読み取り権限がないため、データを読み取れません。
・実行権限のみを付与するケースについて
実行権限のみを付与するケースは想定していません。
弊社過去事例を確認しましたが、実行権限のみを付与をして運用していると
ご報告をいただいた事例もありませんでした。
上記より、ディレクトリ内のファイルを参照する場合は、ディレクトリに対して、
[読み取り]と[実行]、両方の権限の付与をお願いします。