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  • No : 24193
  • 公開日時 : 2018/07/02 09:30
  • 更新日時 : 2019/04/03 15:41
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HDC-EDI Baseの設定移行について

マシンリプレースなどの際にHDC-EDI Base B2B LEの設定を引き継いて移行するにはどうすれば良いですか
カテゴリー : 

回答

HDC-EDI Baseの定義情報の移行は情報登録コマンドを使用することで実現可能です。
以下にエクスポート、インポートコマンドの実行例を記載します。
 
コマンドの詳細については「HDC-EDI Base CommandOperationGuide」をご参照ください。
※旧環境と同じ、もしくは旧環境より新しいバージョンをインストールした場合に適用可能な手順です。
 
<エクスポート前の準備>
HDC-EDI Baseの定義情報にはホスト名を含んだ項目が存在するため、移行後のホスト名に定義を編集する必要があります。
 
HDC-EDI Base E2X/B2B/B2B LEではDVD-ROMにホスト名変更コマンドを別途同梱しておりますので、これを使用してホスト名の変更を行ってください。詳細は FAQ No.788 をご覧下さい。
 
(1) 旧環境でコマンドによりエクスポート
 
下記の情報登録コマンドでエクスポートを行ってください。コマンドの実行順序は下記の順に従う必要はありません。
 
なお、「備考」列に通信手順、アダプタ、および、オプションが記載されている場合は記載の機能を使用している場合にのみエクスポートしてください。使用していない場合は不要です。
 
コマンド
定義情報
備考
java ogimnt -c inq -o ogi.csv
運用グループ
 
java opimnt -c inq -o opi.csv
運用者
 
java lnimnt -c inq -o lni.csv
回線グループ
 
java usimnt -c inq -o usi.csv
ユーザ
 
java flimnt -c inq -o fli.csv
ファイル
 
java jpimnt -c inq -o jpi.csv
APポート
 
java jsimnt -c inq -o jsi.csv
JOBステップ
 
java apimnt -c inq -o api.csv
アプリケーション
 
java jrimnt -c inq -o jri.csv
JOBリレーション
 
Ver.3.9.1以前
java soimnt -c inq -s 201701 -p 12 -o soi.csv
java soimnt -c inq -s 201801 -p 12 -o soi.csv
...
Ver.4.0.0以降
java soimnt -c inq -s 201701 -p 999 -o soi.csv
カレンダ
※Ver.3.9.1以前はエクスポート可能な範囲が最大12ヶ月のため、来年以降のカレンダが登録されている場合は複数回実行してください
※Ver.4.0.0以降は最大999ヶ月先まで指定可能です
java spimnt -c inq -s sr -o sr.csv
送受信スケジュール
 
java spimnt -c inq -s ap -o ap.csv
APスケジュール
 
java mddmnt -c inq -o mdd.csv
ファイルマージ条件
 
java dddmnt -c inq -o ddd.csv
ファイル分割詳細
 
java acimnt -c inq -o aci.csv
変換定義
 
java frtmnt -c inq -o frt.csv
RosettaNetファイル転送
<RosettaNet 1.1手順>
<RosettaNet 2.0手順>
<Chem eStandards手順>
java uecmnt -c inq -o uec.csv
ECALGA送信ユーザ
<ebXML MS(ECALGA)手順>
※ただし全銀TCP/IPの「拡張Z手順」で通信を行う場合のみ
java fecmnt -c inq -o fec.csv
ECALGA送信ファイル
<ebXML MS(ECALGA)手順>
※ただし全銀TCP/IPの「拡張Z手順」で通信を行う場合のみ
java ocemnt -c inq -o oce.csv
OFTP証明書管理
<OFTP2手順>
java muimnt -c inq -o mui.csv
MQ宛先
<MQアダプタ>
java mqimnt -c inq -o mqi.csv
MQキュー
<MQアダプタ>
java rpimnt -c inq -o rpi.csv
R/3パートナー定義
<SAP R/3連携オプション>
java riimnt -c inq -o rii.csv
R/3 IDoc情報
<SAP R/3連携オプション>
java utamnt -c inq -o uta.csv
ACMSWebアカウント
<Web/deTradeIIオプション>
java utcmnt -c inq -o utc.csv
ACMSWeb会社
<BUYSELWARE>

(2) インストールした新環境にインポート
 
下記の情報登録コマンドの順序でインポートしてください。エクスポートを行わなかった定義情報は、必要に応じてインポートをスキップしてください。
一部のコマンドを複数回実行する記載が存在しますが、この理由は定義情報の依存関係によるものとなりますので記載の順序通りにコマンドを実行してください。
なお、複数回実行するコマンドでは下記のエラーが発生することがありますが無視して構いません。
 
 
<1回目の実行時>
  • jsimntコマンド:JOBステップ登録エラー(障害情報=未登録のアプリケーションです)
    ※ファイルマージJOBステップがこの時点でアプリケーション未登録になりますが無視して構いません。
  • apimntコマンド:アプリケーション登録エラー(障害情報=未登録のJOBステップです)
    ※起動NO1がファイルマージのJOBアプリケーションが登録できませんが無視して構いません。
  • jrimntコマンド:JOBリレーション起動NO1登録エラー(障害情報=起動NO(start_no)が不正です)
    ※起動NO1のJOBリレーション登録は、apimnt側のJOBアプリケーション登録で完了しているという意味になります。そのため、当該エラーも無視して構いません。
<2回目の実行時>
  • jsimntコマンド:二重登録エラー(障害情報=二重登録違反です)
  • apimntコマンド:二重登録エラー(障害情報=二重登録違反です)
    ※いずれも1回目に正常登録できているため無視して構いません。
コマンド
定義情報
備考
java ogimnt -c ent -m ogi.csv
運用グループ
 
java opimnt -c ent -m opi.csv
運用者
 
java lnimnt -c ent -m lni.csv
回線グループ
 
java usimnt -c ent -m usi.csv
ユーザ
 
java jpimnt -c ent -m jpi.csv
APポート
 
java jsimnt -c ent -m jsi.csv
JOBステップ
<1回目の実行時>
java apimnt -c ent -m api.csv
アプリケーション
<1回目の実行時>
java jsimnt -c ent -m jsi.csv
JOBステップ
<2回目の実行時>
java apimnt -c ent -m api.csv
アプリケーション
<2回目の実行時>
java jrimnt -c ent -m jri.csv
JOBリレーション
java flimnt -c ent -m fli.csv
ファイル情報
 
java soimnt -c ent -m soi.csv
カレンダ
 
java spimnt -c ent -s sr -m sr.csv
送受信スケジュール
 
java spimnt -c ent -s ap -m ap.csv
APスケジュール
 
java mddmnt -c ent -m mdd.csv
ファイルマージ条件
 
java dddmnt -c ent -m ddd.csv
ファイル分割詳細
 
java acimnt -c ent -m aci.csv
変換定義
 
java frtmnt -c ent -m frt.csv
RosettaNetファイル転送
<RosettaNet 1.1手順>
<RosettaNet 2.0手順>
<Chem eStandards手順>
java uecmnt -c ent -m uec.csv
ECALGA送信ユーザ
<ebXML MS(ECALGA)手順>
※ただし全銀TCP/IPの「拡張Z手順」で通信を行う場合のみ
java fecmnt -c ent -m fec.csv
ECALGA送信ファイル
<ebXML MS(ECALGA)手順>
※ただし全銀TCP/IPの「拡張Z手順」で通信を行う場合のみ
java ocemnt -c ent -m oce.csv
OFTP証明書管理
<OFTP2手順>
java muimnt -c ent -m mui.csv
MQ宛先
<MQアダプタ>
java mqimnt -c ent -m mqi.csv
MQキュー
<MQアダプタ>
java rpimnt -c ent -m rpi.csv
R/3パートナー定義
<SAP R/3連携オプション>
java riimnt -c ent -m rii.csv
R/3 IDoc情報
<SAP R/3連携オプション>
java utamnt -c ent -m uta.csv
ACMSWebアカウント
<Web/deTradeIIオプション>
java utcmnt -c ent -m utc.csv
ACMSWeb会社
<BUYSELWARE>
 
<補足事項>
情報登録コマンドの移行では、DB内のトランザクション関連、および、スケジュール履歴のレコードの移行は行えません。
なお、下記のファイルについては別途お客様にて移行が必要となります。
 
A) HDC-EDI Baseのacms.properties
[ACMS_HOME]/acms.properties
移行元のファイルに合わせて編集してください。
 
B) データファイル
[ACMS_HOME]/data配下
ただし、データベースのトランザクションレコードは移行できません。
 
C) ログファイル
[ACMS_HOME]/log配下
 
D) Any変換定義ファイル
コピー元の配置場所はお客様環境に依存します。
 
E) Any変換のユーザ定義関数ファイル
[ACMS_HOME]/jar/AnyUproc.jar
AnyTranのユーザ定義関数を利用している場合にのみ必要な作業となります。
 
F) Javaキーストア
以下のキーストアを使用している場合にのみ必要な作業となります。
  • SSLプロトコル用キーストア
  • S/MIME用キーストア
  • OFTP2セキュリティ機能用キーストア
  • パスワード暗号化用キーストア
G) 外部アプリケーション用コマンド
コピー元の配置場所はお客様環境に依存します。
 
H) HDC-EDI Base起動コマンド
HDC-EDI Base起動コマンドはお客様環境用に環境変数の設定やJavaのヒープサイズ設定などが編集されている可能性があります。
必要に応じて移行を行ってください。
 
Version Information
Ver.3、Ver.4、Ver.5 ※Ver.3はサポート終了
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